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「アクワイアード・テイスト」とは?

味覚には「経験値を重ねる事で好きになる臨界点」があり、その臨界点より前までは「おいしい」 と感じないタイプのものがあります。「アクワイアード・テイスト」 、 つまり 「後天的な味覚」 と言われるものです。子供の時、「大人はどうしてこんなものをおいしいっていうのだろう?」と思っていたのに、いつの間にか好きになった食べ物はありませんか?あれです。

「アクワイアード・テイスト」の代表的な例としては、コーヒーやビールの「苦味」・チーズや酢の「酸味」・わさびの「辛味」・たばこの「煙たさ」等が挙げられます。人は何故これらを最初は「おいしい」と感じられないのでしょうか。実は、人間の体はよく出来たもので、子供の味覚のうちは「苦味」=毒・「酸味」=腐敗と本能的に解釈し、体が無意識に拒む結果、「まずい」と感じるそうなのです。
対して、チョコレートの「甘味」・ポテトチップスの「塩味」はそれぞれ糖や塩という生命維持に必要な栄養素であることを体が本能的に感じ取り、無意識に欲します。そこで幼い頃から「おいしい」と感じるわけです。

お酒で言うと、ドラマ「マッサン」を機に盛り上がっているウイスキーも典型的な「アクワイアード・テイスト」のひとつと言われます。『ウイスキー』って聞いただけで拒否反応を示す方、いませんか?何種類もの香りが複雑に混ざり合うウイスキーは、初めて飲んだ時にはなかなか分かりづらいかも知れません。ウイスキーの奥深い世界、あなたも少しずつ経験値を重ねて「アクワイアード・テイスト」を手に入れてみては?

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